いつも慌ただしく買い物するスーパー。
でもパン教室をしてからまるで見え方が変わりました。
養成講座でも一番真剣にお伝えするのは「物の見方」「視点」のお話です。
先日、スーパーのビールコーナーで、「コラーゲン入り」を発見しました。
「サントリー ALL FREE」です。
コラーゲン入りのほうが30円高い!Σ(゚д゚lll)
・・・ということはこのビールは女性ユーザー多いのか。
もともと、この商品がビールでノンアルコールを初めて発売して一人勝ちだったところ、各社次々と投入されたので、競争が激しくなってきたんですね。
そうなってくると、独自性が必要になってくるので、こういう「コラーゲン入り」を「うちのビールはどうも女性ユーザーが多いから」ということで発売になってるのか・・。
通常商品が105円で、上乗せ30円ってけっこうな幅だと思うんですが、「ビール飲みながらついでにコラーゲン・・・」という誘惑に負けて買いました(笑)。
(味は普通のビールでした。コラーゲン入っているけど、綺麗になった実感はありません)
この商品が良い、悪い、ではなくて、「心が動いたから買う」。
商売は心理戦です。
どれだけお客さんの「心」を動かせるか。感情を湧き上がらせるか。
食品メーカーって、ものすごく考えて新商品を出してきますから、スーパーって「安いな、高いな」だけで見ていては本当にもったいないことだと思います。
通常の100円のビールを買いに来た人が、思わず30円高い方を買う。
メーカーの売上は上がるでしょうね。
養成講座でもお話しているのですが、
単にサラ~~っと買い物だけしていたら今までと同じ「主婦」。
でも「自営業」としてやっていきたかったら、スーパーに入ったら「供給者」としての視点で見なくてはいけませんよ。
ということをお話しています。
私たちもサービスの供給者側だからです。
例えば、こんなことを考えてみませんか。
「これ、開発者はどういう意図で出してきたのかな。」
「複数バリエーション作って発売してる。これってきっと営業サイドが売り場を面でとりたいって意見通したのかな」
その次に、今までの主婦としての自分が「欲しいかどうか?お金を出してまで買うかどうか?」
あなたの「感情」は動いたのか動かなかったのか?
どうして動いたのか?動かなかったのか??
ここで「主婦の感覚」が生きてくると思います。
そうやって丁寧に考えていく事を養成講座受講中に積み重ねて、変化して欲しいと思っています。